世界初のスマートフォンはIBMのSimonだと言われています。当初は「コミュニケーター」という名称で呼ばれることが多く、スマートフォンという言葉は一般的ではありませんでした。スマートフォンという言葉が一般的に使われるようになったのは1995年頃からだと言われています。
スマートフォンの誕生は1992年です。アメリカのラスベガスで行われた「コムデックス」というコンピュータ業界の展示会で、タッチスクリーン式の携帯電話が発表されました。これが「Simon」です。この携帯電話は出典時には「Angler」という名称で発表されました。この携帯電話はPDAというメッセージやファックス送信機能を持つ端末を掛け合わせたモデルとなっており、多くの反響を集めました。1994年夏には一般向けに発売もされました。
IBMのフランク・J・カノーヴァが開発した「Simon」はスマートフォンの元祖とも呼ばれ、1997年にPalmへ移籍してからもIBMの歴史に大きな足跡を残しています。世界初のスマートフォンを開発した人物がIBMに居たということは近代人類史においても非常に大きなインパクトを与えていると言っても良いでしょう。